ゲーム(TRPG)を(無料で)プレイするまでの道のり!初心者がオンラインで

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TRPGでアイデアを出す方法

TRPGを行う際に大いに悩むのがアイデアです。ルールを学ぶのは

ルールブックを読む。リプレイを読む。ルールブックを読む。これを
繰り返して、ある程度イメージできるようになったら、実際にプレイ
すればあっという間に学べます。言葉にすると非常にお勉強チックで
大変そうですが、実際にやると楽すぃですからね、これは簡単です。
そして、最初のほうは、市販シナリオを使ったり、ルールブックに
よっては、シナリオが数本ついてたりしますから、それをやればOK。
問題は、次からですね。市販のシナリオじゃなくってオリジナルで
プレイしたい。その場合のアイデアはどうすれば良いか?
もちろんシナリオだけじゃなくってそこに出てくるアイテムや魔法
罠、キャラクター。それらのアイデアも出したいトコです。

そこで、アイデアを出す方法をいくつか挙げます。

1.移植してしまえ


これは非常に簡単です。他のシナリオや他のルールブック等から
イデアを持ってきて移植してしまえ。という方法。
もちろん、TRPGだけじゃなくって、小説や映画、漫画からも
もってくることだって可能です。
全部もってくる必要はありません。ほしい部分、良いなと思った部分
だけ、自分の都合の良い部分だけを持って来れば良いわけです。
この方法の心配事は、持ってきた元アイデアが何かプレイヤーにばれた
場合、そのアイデアをプレイヤーが知っていたら、ネタバレになって
シナリオ破たんが起きるのではないか?という点です。
たしかに、まるごと、もろに移植しちゃうとバレバレになりますが
部分の移植や、複数から移植するとばれにくかったりします。
例えば、主人公Aの能力と悪役Bの能力を変えて移植しちゃうとか。
そして、移植元の世界観と移植先の世界観が全然違えばばれにくく
なります。例えば、移植元は、完全和風で、移植先は、宇宙物とか。
また移植するものの、自分の都合の良いように変えてしまえば
もはや原形がなくなって、移植アイデアというよりも、オリジナルアイデア
近いものになります。
全然違う世界観のものを複数から部分移植しつつ都合良く変えちゃえば
もはや原形がないオリジナルになります。
また、これはちょっと変化球的なテクニックですが
バレバレになるのを逆手にとって肝心な箇所を変えちゃうとプレイヤーに
ある意味驚きを与えることができます。
例えば、事件物で、犯人は自分の相棒(犯人はヤス)を移植する場合
流れは、そのように進めるが実は相棒(ヤス)は犯人ではなく妹が真犯人で
それをかばうために立ちまわっていた。というふうに変えちゃえば、
相棒(ヤス)を追い詰めるシーンで、プレイヤーを驚かせることができます。
例えば、敵軍のとっても強い騎士が、実は昔自軍の優秀な騎士で、しかも自分の父親
だったというキャラクターを移植する場合、父親の双子の兄にしちゃうとか
父親は、その強い騎士にやられてしまったというストレートにしちゃうとか
父親説は、実は自分をだますための完全なウソ(罠)にしちゃうとか
こういうふうに元ネタから変えるという手法もあります。

2.マッシュしてしまえ


マッシュ=混ぜ合わせてしまえ。という方法です。これは、移植の応用と同じですが
なれないうちは、移植を応用するのは難しいです。そこで、全然違う元ネタを二つ
準備して、それをバラバラに混ぜ合わせてしまうという手法。
例えば、味方キャラクターは元ネタAを、敵キャラクターは元ネタBを、アイテムは元ネタAを
シナリオは元ネタBを、というふうにすると、ガラッと変わります。
こういう風に混ぜ合わせると、話が破たんするんじゃないか?という疑問があるでしょう。
単に入れ替えただけでは、当然破たんします。
そうならないように、自分で調整していくことでシナリオ作りやアイデア出しを訓練
していこうというわけです。
ですから、マッシュは、アイデアを出そうと思い始めた初心者向けの手法かもしれませんね。

3.視点変え


この手法は、手塚治虫が行っていた手法です。
物語にはたくさんのキャラクターが出てきますね。その物語は主人公を中心にして話が
進みます。だけど物語を物語ととらえずに現実として考えた場合、主人公以外の人物にも
生活があり、個人個人の生活がありますよね。それを考える=視点を変えることで
イデアを出そうじゃないかという手法です。
例えば、鉄腕アトム
主人公は鉄腕アトムです。そして、お茶ノ水博士が登場人物として存在します。
鉄腕アトムが敵ロボットと戦っている間、お茶の水博士は漫画には登場しないことが
多々あります。しかしながら、登場してないからといって、お茶の水博士は何もしてない
でしょうか?そんなことありませんね、きっと何かしているはずです。
じゃあ何をしてるんでしょうか?
というふうに、主人公の時間軸を使いながら、そこに登場していない脇の人物は何をしているのか?
どんなアイテムを持っているのか?他のどんなキャラクターとあっているのか?
というのを考えます。そして出てきた物の中でアイデアとして使えるならば
作品内でも、他作品でも採用すれば良い。という手法。
この手法ができるようになると、一つ作品があれば、そこから蜘蛛の巣のように派生していくことが
可能なので、アイデアが湧き出るようになります。
この手法は、他の手法と比べるとちょっと上級者向きかもしれません。


こういった手法を使えばTRPGのアイデアは湧き出てきます。そしてアイデアに関するとっても大切
なことは

「アイデアを頭の中で勝手につぶさないこと」

私たちは実はアイデアは無限に頭の中に湧き出ていると言われています。
それを意識的か無意識的かはありますが、頭の中で既に選択してしまっているんです。
イデアが頭に浮かんでも、自分の瞬時の判断で、没にしてしまっている。
頭に浮かんだそのアイデアは、没かもしれないけれど、そのアイデアと別の何かを
組み合わせると、使えるアイデアかもしれない。
そのアイデアは没かもしれないけれど、そのアイデアを眺めていると別の良いアイデア
浮かぶかもしれない。
そう考えると、頭の中で勝手につぶすのはもったいないですよね。

そんなわけで、どんなにくだらないと思っても、どんなに使えないと思っても
頭に浮かんだアイデアはとりあえず、外に吐き出す習慣をつけることをオススメします。