ゲーム(TRPG)を(無料で)プレイするまでの道のり!初心者がオンラインで

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TRPGを一人で楽しむ方法

TRPGを一人で楽しむには?

「いやTRPGってみんなで楽しむものだろ」って声が

聞こえてきますが、ちょっと諸事情で一人で楽しみたい、一人で楽しむしかない
って場合があるので、TRPGを一人で楽しむ方法を挙げていきます。
読んでて切なくなってくる部分もございますが、いつかやってくるであろう
みんなでワイワイやるTRPGのための事前準備だと思って楽しみましょう。

ちなみに、マスター一人、プレイヤー一人の合計二人で行う、いわゆるソロシナリオ
は今回は含みません。あくまでも、たった一人でTRPGを楽しむ方法。
そして、基本的には一人でプレイヤーとして楽しむことは難しいので
マスターとしてTRPGを一人で楽しむ方法が中心になります。

1.ゲームブック


最近はあるのかな?ゲームブックで一人プレイを楽しむという方法。
ゲームブックという言葉じゃないかもしれない。
どんなのか?って言うと、
Aという行動をとるなら130ページへ、Bという行動をとるなら143ページへ。
みたいに本で遊ぶものです。

例えば

君は洞窟の前にいる。洞窟の奥には財宝が眠っているという噂を聞きつけたからだ。
しかし洞窟の中は完全なる闇だ。その闇の中からウォォともグォォともとれる何者かの
鳴き声が聞こえてくる。さて、君はどうする?

A.勇気を振り絞って奥へ進む。
B.しっぽを巻いてさっさと逃げる。
C.明かりを探す。

A.を選んだキミ
 奥から獰猛な唸り声とともに、猛烈な勢いで怪物が出てきた。地獄の番犬ヘルハウンドだ!
 暗闇で先が見えないことによる油断と、ヘルハウンドの猛烈な勢いのせいで、君の半身は、
 あっという間にヘルハウンドに食われてしまった。。。。。残念、君の冒険はここで終わりだ。

B.を選んだキミ
 あまりの危機感と恐怖に君は町の酒場へと逃げ帰った。酒場では冒険者や酔っ払いたちが
 君をあざ笑う。君は冒険者としての名声は地に落ちてしまった。もう冒険は続けられないだろう。
 良いんだ、これで良いんだ命あってのものだね、なんだから。。と君は自分に言い聞かせた。
 君の冒険はここで終わりだ。

C.を選んだ場合
 真っ暗な洞窟を進むのは危険すぎると判断した君は周辺の草むらに何か明かりになるものが
 ないかと探した。しばらく探していると、「イテッ」草をかき分けている君の指にチクリと痛みが走った。
 だんだんと目の前の景色がかすんでいく。草むらの中に猛毒を持つ草、アルデハイデオン
 あるではないか、きみは、あろうことかその草で指を切ってしまったのだ。
 薄れゆく意識の中で、洞窟の中から、何か獰猛な生き物がこちらをうかがっているのがわかった。
 あぁ、自分はあいつの食事になってしまうのだな。と感じながら君は意識を失った。
 残念、君の冒険はここで終わりだ。

こんな感じの本で遊ぶわけです。例は選択肢全部、ゲームオーバーになってますが
本物はこんなにひどくないですからね(笑

私が知る限りでは
ゲームブックで遊ぶというのが、プレイヤー的な遊びを一人で行う唯一の手段かなと思います。

2.シナリオ作り


ここからは、プレイヤーとしてではなく、マスターとして一人でTRPGを遊ぶ方法。
一人で遊ぶというよりも、いつかみんなでプレイするための準備に近いですけどね。
やることは、シナリオ、アイテム、キャラクター等世界作り。
TRPGをプレイし始めると次第にオリジナルな世界で遊びたくなってきます。
市販のサプリメントを毎回毎回購入していては大変ですし、そもそも市販サプリメントって
そんなに数ありません。ですからオリジナルな世界が必要になってくるのは必然です。
で、長いキャンペーンとか、無数のシナリオとか、たくさんTRPGをプレイしたことがある人なら
わかると思うのですが、設定ってやってもやっても追いつかないくらいたくさん、頻繁に必要になってきます。
大ボス的な敵キャラクター、ひっかきまわすトリックスター、アイテム、他キャラクターの
セリフや設定、考え出すとキリがないくらいの自転車操業状態。
慣れてくると、設定とかざっくりになってアドリブ勝負し始めるわけですが
(個人的な意見ですが)じっくり練りこんだ世界と比べた場合、アドリブ勝負は深みに
欠ける気がします。ですから、そうなる前に、今からじっくりと世界を作っておく。
それが楽しいTRPGを一人で遊ぶ方法のひとつになりますね。

3.ルール拡張


これは人によっては、邪道だ、良くないっていう意見もありますが、まぁ一人遊びなので
許してください。やることは、ルールブックに書いてないことができるように
自分オリジナルでルールを拡張する。ファンタジー世界に銃器持ち込んでみましょうか?
現代世界に魔法を持ち込んでみましょうか?ファンタジー世界に超能力を持ち込んでみましょうか?
集団戦闘ルールが無いところに合戦できるようなシステムを作ってみましょうか?
船での戦闘や冒険をルール設定して、俺は海賊王になりましょうか?
街に出没する怪盗を捕まえるシティアドベンチャー、マテ~ルパン、ルールを作ってみましょうか?
こうやって、ルールを拡張してバランスをとってみたり、色々な世界を取り込むのは
これはこれで楽しいですよ。

4.脳内プレイ


さて、これが見方によっては非常に切ないのですが、脳内プレイ。
何するのか?というと、読んで字のごとく、一人で脳内でマスターとプレイヤーを両方やるんです。
別に静かに黙ってプレイしなくても良いですよ。一人でぶつぶつ言ってもかまいませんよ。切ないですけど。
この脳内プレイ、一人遊びですが慣れると楽しくなってきます。アイデアがどんどんわいてきたり
いわゆる「キャラクターが勝手に動く」というのもできるようになってきますよ。切ないですけど。

で、脳内プレイ、切ないいがいにも実はちゃんと意味があったりします。
それは、一人遊び2「シナリオ作り」や一人遊び3「ルール拡張」をやった後にそれが
バランスを崩してないか?ちゃんとしているか?妙なハマりは無いか?といった検証ができます。
ゆえに、脳内プレイは実は必須だったりしちゃうわけです。

 

とはいえ、今は、TRPGの仲間やプレイする環境を構築するのはずいぶん楽になりました。
懐古主義な感じでちょっとアレですけど、田舎住みの私は、TRPG仲間と遊ぶために
隣の県へ遊びに行ってました。学生だったので月一回が限界でしたけど。
そう考えると、今はなんとTRPGの遊びやすい環境になったのか!と感慨深いです。
だから、TRPG積極的にあそぼう!!!って自分に言い聞かす。